SONYのα7Ⅲ用の2本目のEマウント用のレンズは、マニアックにもMFレンズの「VoightLander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical」を選びました。
元々α7Ⅲはオールドレンズを使用する事が主な目的だったので、Eマウント用のレンズを買うときは本当に使ってみたい物を購入しようと思ってました。
まぁ、たまたまebeyで状態が良い中古品が出てたから2本目になっただけですが(^^;
($640でほぼ新品でした)
今回はこのレンズをスナップで使ってみた使用感をレビューします。
外観
見ての通り、MFレンズにしてはかなり大きいレンズです。開放値はF2なのでそこまで明るいレンズではありませんが、マクロレンズが理由なのかかなり太い鏡体です。しかもマクロ側に伸ばすと長さも倍ぐらいになります。。
比較の写真はマクロ側に伸ばした時に付属のレンズフードも付けたのでかなり長く見えます💦
鏡体の作りはVoightLanderらしく金属でかなり質感は高いです。あとアポクロマート設計の証のRGBの3色の差し色がカッコいい!
(アポクロマート設計とか詳細なことはPHOTO Yodobashiさんの方が詳しく書いてあります。作例も素晴らしいしね。。)
使用感
電子接点があるのでExifデータにF値等がちゃんと反映されますが、マニュアルフォーカスレンズなのである程度は使いにくいだろうと思ってました。しかしオールドレンズをマニュアルで使うのとは異なり、このレンズは電子接点があるおかげでフォーカスリングを少し回すと自動で中央拡大ピーキングに切り替わります。
まぁ中央しか拡大しないのでシーンによっては使いにくいのかもしれませんが、個人的にはこの機能のおかげで以外に早くフォーカス合わせからシャッターを切れると思います。あとピントリングのヘリコイドの質感と回転量が素晴らしい!気持ちよくピーキングできます。
唯一のマイナスポイントを挙げると、大きさと重量かな?
625gという重量はフルサイズのレンズとしてはそこまで重い部類では無いけど、コシナのMFの軽量レンズ群を知っていると重く感じてしまいます。
TAMRONから出た標準ズームレンズの28-75mm F/2.8 Di III RXDでさえ550gだからねぇ。。
α7Ⅲに装備して首から掛けると少し前にお辞儀してしましますが、現代のフルサイズ用のレンズとしたらギリギリ通常使用の範囲なのかな?
写り/解像感
このレンズ、前評判通り開放F2でもピント面のキレは抜群です。65mmのF2なので
被写体深度によってはそこそこボケます。α7Ⅲの2420万画素で使用する分には解像度も何ら問題ありません。誰かのレビューに書いてあったけど、時々気温や湿度が感じられる写真が撮れます。
ただし、開放でスナップ的に使うと周辺減光はかなり強く発生します。lightroomでレンズ補正を使用すればかなり低減しますが、これを嫌う人は注意が必要です。
私としては周辺減光は開放F値が低い単焦点らしい写りとして好きなので良いですが。
65mmという画角も初めて使いましたが、良い言い方をすると標準画角的な使い方も出来て、望遠画角的な使い方も出来る。悪い言い方をすると中途半端な画角です💦
スナップをするには85mmが一番好きな画角なので、このレンズを使うたびに微妙な画角差に悩みます。。
最近は標準レンズの様に使ったほうがしっくりくる事が分かって来ました。
作例
大した作例ではありませんが、今住んでいるOHIOの市街地で何回かスナップをしてきました。せっかくマクロレンズなのに接写の写真がまだありませんが…
マクロレンズを保有したことが無かったので今度挑戦してきます。
基本的に写真にはlightroomでVSCOのプロファイルを使って現像しております。
近所の公園
Cincinnati
Columbus
Cleveland
まとめ
2本目のEマウントレンズとしてはかなりマニアックなレンズを購入してしましましたが、このレンズはかなり面白いです!少々重くてMFなので持ち運びが少し億劫ですが、時々はっとした写真が撮れると思います。
(一日のスナップなら良いけど、マクロレンズだし数日かけた旅行には持って行かないかなぁ…)
110mm F2.5も発売されましたが、このレンズよりさらに大きいのでスナップにも使いたい人にはこちらのレンズの方がおすすめだとは思います。
以上がVoightLander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Asphericalをスナップで使って
みたレビューでした。