またキワモノレンズを購入してしまった...
Leica Mマウントで中華製の7artisans 50mm F1.1をebayで買いました。
買った理由はやはりF1.1という未知の開放F値のレンズを使ってみたかったから...
- レンズの特徴
- 作例:α7Ⅲ+LM-EA7+7artisans 50mm F1.1
- 作例:X-Pro2+Hawks Factoryヘリコイドマウントアダプター+7artisans 50mm F1.1
- まとめ
レンズの特徴
中華製レンズだけど金属製で作りはかなり良いです。ぱっと見ではライカレンズに見えるかな?絞りにはクリック感は無くで無段階でスムーズに回ります。ピントリングも若干軽いですがマニュアルフォーカスのレンズとしては使いやすい印象です。
現状でLeicaのボディは持って無いので関係無いのですが、精度が必要な距離計連動は手動で調整できるようになっています。
さすがにF1.1の開放値だけあって前玉は大きくフィルター径は55mmで、フードも広角向けで無いと四隅が若干ケラレルことがあります。
後玉もかなり飛び出ていますがα7Ⅲ,X-Pro2では干渉しませんでした。(ほぼ同じフランジバック)
結論から言うと写りについてはこのレンズは結構クセ玉です。
F1.1は特に無限遠側の周辺減光がかなり大きく、ボケもかなり暴れます。まぁこの暴れるボケがこのレンズの特徴なんだと思いますが。。
ピント面も若干滲むのでオールドレンズ感があります。
F1.4まで絞るとボケの暴れは収まってくるのでまともに撮ることができます。
まぁ絞り値によってクセが変化するクセ玉という事です(^^;
英語サイトですが、下記のサイトにかなり細かいレビュー記事があります。
たぶんこの記事より100倍ぐらい参考になります。
まだあまり使えていませんが、このレンズのクセを使いこなしてみたい…
作例:α7Ⅲ+LM-EA7+7artisans 50mm F1.1
フルサイズのα7ⅢにLM-EA7を介してマウントしましたが、基本無限遠で使用していたため全体的に周辺減光がかなり多く出てしまっています。周辺減光を少なくするためにはMFで撮ったほうが良さそうです。
Cincinnati
Cleveland
Tokyo
作例:X-Pro2+Hawks Factoryヘリコイドマウントアダプター+7artisans 50mm F1.1
APS-CのX-Pro2では周辺減光は強く出なくなりますが、それでもまだクセのある写りをします。どうしてもクセがあるボケなので絞って使う事が多いです。作例はほとんどF1.4以上に絞っています。
フルサイズ換算で75mmの中望遠となるのでFUJIFILMが開発中のXF50mm F1.0とほぼ同じスペックになりますが写りはかなり違うのだろうなぁ。
Indian lake(Ohio)
Tokyo
Chicago
まとめ
α7ⅢとX-Pro2の両方でこのレンズを使用してみましたが、やはりフルサイズの方がこのレンズのクセが出て面白い写りをします。ただ、F1.1はクセが強くて使いこなすのがかなり大変ですね。。
まぁ素直に良い写りをするレンズとは言えませんが、この面白いF1.1のレンズが3万円台で買えるのは中華製レンズのスゴイ所ですね。
まだこのレンズを使って夜スナップをしたことが無いので色々試してみたいと思います。