今年の夏の連休はアメリカ西部のカリフォルニア州にあるサンフランシスコ(San Francisco)とヨセミテ国立公園(Yosemite national park)に行ってきました。
本当はJMT(Jonh muir trail)のトレイルを歩く予定だったけど、トラブルがあって行けなかった。(その話はそのうち記事にしようと思います)
今回はアメリカ内からの国内旅行だったのでツアーを使用せず、自分自身で航空券や宿を自分で手配しました。その時に調べた便利なアプリや、ツアーを使わない人向けのヨセミテ国立公園への行き方を紹介します。
サンフランシスコ国際空港(SFO)からダウンタウンまで(BART)
通常、サンフランシスコへ向かうために飛行機で到着するのは サンフランシスコ国際空港(以下SFO)になると思います。
サンフランシスコ郊外にあるSFOからダウンタウンに向かうにはバスか地下鉄(BART)を利用するのが一般的だと思います。(お金に余裕があればタクシーとかUberの交通手段もありますが…)
今回は私が利用した一般的な地下鉄(BART)の乗り方を紹介します。
まず一般的な使用方法等か下記リンクの公式HPに日本語で記載されています。
ただ、利用方法についての文章か下記のようになっており、少しわかりづらいと思います(^^;
BARTのチケット購入は各駅の自動券売機をご利用ください。券売機はいずれも硬貨は5セント、10セント、25セント、紙幣は1ドル、5ドル、 10ドル札が使えますが、20ドル紙幣を受け付けて、つり銭の出る券売機もあります。外国通貨のご使用およびに両替はできません。自動券売機では額面 $1.75から $40.00までのチケットが購入でき、チケットは使い切るまで何度も利用できます。割引チケットはインターネット、あるいはサンフランシスコ/ベイエリア地区600ヵ所余りのチケット販売指定店にてお求めください。自動券売機では割引チケットは販売しておりません。
要約すると、最初に券売機に運賃より多い金額($10,20等)を投入して不要な金額を引きます。そうです、なぜか引き算なのです。
また、切符は磁気式のカードで発券されます。(昔のオレンジカードやパスネットの様なもの)
例えは、SFOからダウンタウン(Civic center等)までの運賃が$6.5だとすると、$10札を投入して券売機を操作して-$3.5を指定します。
そうすると最終的に$6.5分のカードが発券されます。券売機の使用方法について詳しく記事にしている方がいらっしゃいますのでそちらを見てください。
こちらのサイトがすごく分かりやすいです。
私の場合、空港からダウンタウンの往復と1,2駅を数回乗る予定だったので$20分を購入(チャージ)しました。(ダウンタウン往復:約$7×2 + 1,2駅の移動 約$2×3回程度)
今回は$20でちょうど使いきれました。
ちなみにチャージ分の金額が使い切れていない場合は出口で自動改札からカードが出てきて、チャージしていた分が使い切れた場合はカードは自動的に回収されます。
サンフランシスコの移動手段(Muni)
たくさんの観光名所がある ダウンタウン内でのメインの移動は路面電車、バス、ケーブルカーになると思います。特にバス路線はサンフランシスコ内の隅々まで張り巡らされており、必ず利用することになると思います。
その中でもmuniは路面電車とバスの主要な路線を網羅している会社で、チケットの買い方によってはケーブルカーも乗車可能です。
MuniMobile
チケットの買い方には複数あり、現金、フリーパスの事前購入等がありますが、私が利用して一番便利だと感じた「MuniMobile」のアプリの使い方を紹介します。
使い方としては、下記のアプリをダウンロードしてユーザー登録(メールアドレス、クレジットカード等)をします。
登録した後は主に3種類のチケット or フリーパスを選べる様になります。
・1-Day Pass(No cable car):$5.00- ⇒1日バスと路面電車が乗り放題
・Muni Bus & Rail:$2.50- ⇒90分間バスと路面電車に乗れる(乗り換え可能)
・1-Day Passport:$12.00- ⇒1日バス、路面電車とケーブルカーに乗り放題
上記のように3種類のチケットに分かれているので、その日の行動範囲によって使い分けることが出来ます。ケーブルカーに乗りたいなら$12.00-の「1-Day Passport」購入することになりますが、正直移動するだけならバスがほとんどの範囲を網羅していますので$5.00-の「1-Day Pass(No cable car)」で事足ります。
1日の間で90分間しかバス・路面電車を使用しないのであれば「Muni Bus & Rail」を購入すればOKです。
使い方はアプリで乗車する前までにチケットを購入しておいて、乗り物に乗る直前に購入済チケットをタップしてQRコードが表示できるようになればOKです。
あとは運転手にQRコードの画面を見せれば乗車可能です。乗車区間によって運賃は変わらないので乗車時のみQRコードを見せるだけです。
ちなみに1-Day Passは発券してから24時間では無く、使用開始した日の24時まで使用可能です。
個人的なおすすめは「1-Day Pass(No cable car)」です。サンフランシスコ内のほとんどの場所に移動でき、1日$5.00-なので比較的リーズナブルだと思います。基本的にはケーブルカーに乗りたい日のみ「1-Day Passport」を購入して、他の日は「1-Day Pass(No cable car)」を使用するのが賢い使い方かな?
バスの乗り方については地球の歩き方に詳しく書いてあります。
Muni Watch Transit App
先に紹介したMuniMobileのアプリと同時に使用したいのがこMuni Watch Transit Appです。このアプリはリアルタイムでバス、路面電車の走行位置が把握できます。(三角の矢印がバス/路面電車の位置)
バス路連のルートは色別で分かれています。
さらに拡大して地図上に登録してあるバス停(〇印)をタップすると、何分後にバスが来るのかが分かります。
主要路線であれば5分毎ぐらいで次のバスが来るので、このアプリはいらないかもしれませんが、ゴールデンゲートブリッジのような郊外に行く場合は、バスの本数が少ないのでバス停に向かう時間が読めて便利です。(それでも15分毎ぐらいにバスは来ますが…)
また、サンフランシスコのバス路線はかなりの数があるので、右下の「+Add Routes」で利用するバス路線のみを選んで表示することが出来ます。すべての路線を表示すると同じ区間を走る路線が重なって訳が分からなくなるので、利用すると思われる路線のみに絞るのがおすすめです。
サンフランシスコからヨセミテ国立公園の行き方(Amtrak,Yarts)
サンフランシスコから車で3時間半のところにあるヨセミテ国立公園。
1日のバスツアーで行く人が多いと思いますが、今回はJMTを5日間歩くつもりだったのでAmtrakを利用して自分でチケットを予約しました。
正直、ヨセミテ国立公園に1日で行くのであれば、Amtrakを使用すると時間が掛かりますが、レンタカーを使用しないで公園内で宿泊するのであればAmtrakを利用することになると思います。
今回はサンフランシスコのダウンタウンからスタートしたので、ルートは下記のようになりました。
①SFC(バスターミナル)⇒Emeryville駅(Amtrakバス)
Amtrakが運行しているSFCのバスターミナルからEmeryville駅を結ぶ連絡バスです。
SFCバスターミナルの住所:200 Folsom St, San Francisco, CA 94105
②Emeryville駅⇒Merced駅(Amtrakトレイン)
Amtrackの列車です。駅に列車が到着すると車掌さんが下りてくるのでチケット or QRコードを見せて乗車します。基本的自由席ですが、走行中に車掌さんが再度回ってくるのでチケットを見せる必要があります。速度は遅いけどWifiが利用可能です。
③Merced駅⇒YOV(Yosemite Natinal park Visitor center)(Yartsバス)
Amtrakの運行ではありませんが、Yartsという会社が運営しているバスの乗車券が同時に購入できます。Amtrakはよく遅れるので、バスの発車時刻にMerced駅に到着しない場合がありますが、このバスは列車が着くまで待っていました。
↓今回の旅行で予約したAmtrakのeチケット
今回はAmtrakのHPから予約しましたが、サンフランシスコから一番早い便で往路が$39.50、ヨセミテ国立公園から一番遅い便を選んで復路が$49.00でした。
(なぜか時間帯で運賃が変わる)
eチケットを印刷して持って行けば、窓口で発券出来ると思いますが、今回はさらに楽に乗るためにAmtrakのアプリをインストールしました。
本来はアカウントを作成してして使用するアプリですが、ゲストのままでも「Reservation Number」と「Last Name or Email or Phone number」を入力するとチケットのQRコードが表示できるようになります。
このQRコードをバスの運転手やトレインの車掌さんに見せれば乗車可能なのでかなり便利です。
また、前日までであれば乗車する日や時間帯の変更が可能です。(運賃の差額が発生する場合あり)
まとめ
自分の備忘録のためにもサンフランシスコ観光に便利な乗り物の乗り方やアプリについて記事にしてみました。USは色々な民間会社が地下鉄やバスを運営していて、運賃の支払い方法が会社によって異なるのが面倒です。
もちろん現金やクレジットカードを使ってチケットを購入することは可能ですが、アプリを使用する事で時間が節約できたと思います。
サンフランシスコに行く予定がある人はぜひ活用してみて下さい!