年末に赤岳に登ったばかりだったけど、せっかくの休みなので元日は実家で過ごして3日から燕岳を目指した。
北アルプスで冬季に営業している山小屋は限られるので、燕山荘が年末年始に営業しているこの場所は貴重な存在です。
中房温泉までの林道
ただ、アプローチは夏季とは異なり、片道3.5時間の林道歩きをしないと登山口の中房温泉まで行けない(^_^;)
今回はノンビリと中房温泉にも1泊して時間に余裕をもって行ってきた。
自宅からは始発で鈍行にのって穂高駅まで行ってからタクシーで林道のゲートまで行ける。
あとは中房温泉までは舗装路を3.5時間淡々と歩き続けるのみ。。
中房温泉は部屋の壁は薄いしテレビはBSしか見れないし、旅館としては時代遅れ感があるけど、山小屋視点でみれば全然良い(笑)
まぁ温泉に入れるのが何よりも体力回復になる。。
中房温泉~燕山荘
翌日は7時前の夜明けと共に出発したけど、合戦尾根についた時は尾根はガスの中…
さらに登ると吹雪いてきて視界はホワイトアウト。。
小屋の人が立ててくれてる5m感覚の赤い目印だけを頼りに黙々と登る…
夏道とは違って最後のキツイ急登を登るといきなり燕山荘の裏側に到着した。
到着したのは11時半で外も吹雪だったので小屋でチキンカレーとビールをコタツで頂く…だけのつもりだったけど、後から登ってきた中房温泉で一緒だった方とおしゃべり開始(^_^;)
今までも山小屋で泊まってる人と話した事はあるけど、この時期にここまで登ってくる人は一味違った。
mont-bell仙台店の店員さん、海外登山もしてる登山写真家のおじさん(後日、山と渓谷にこの人が撮ったアンデスの写真が載ってた)、宇都宮から来た登山好きの定年されたご夫婦(奥さんが田部井淳子さんがエベレストに登った時に一緒に登って6000mのキャンプまではいったらしい…)と仲良くなりコタツを囲んでの登山もろもろのトークをしました。
北アルプスの山小屋の裏事情(働く人が少なくて最近はネパールから出稼ぎに来てる人が増えてるとか…)とかは面白かった(笑)
燕岳山頂へ
夕食前に吹雪が弱くなってきたので、コタツメンバーみんなで山頂までお散歩に行って来ました〜
夕食もその後の宴会もコタツメンバーで飽きずに喋ってたな(^_^;)
燕山荘での夜と日の出
夜になるとやっと雲が取れて槍ヶ岳が拝めた。
ただ、外は-20℃と強風でクソ寒いので長居は出来ないのが難点💦
翌日、相変わらずの暴風だったけどなんとか朝日に染まる燕岳を拝みつつ下山開始。
尾根は前日とは別物の景色で気持ちよく下山しました。
昨日のコタツメンバーもルートが同じようなもんで、車で来ていた宇都宮のご夫婦に穂高駅まで載せてってもらいました(^o^)
あとは松本でいつも買う真澄を買ってあずさに乗車して帰りました。
燕山荘は夏は混みすぎてて泊まる気にはならないけど、年末年始はゆったり出来てかなり良い(笑)
来シーズンは2泊してシャッターチャンスを狙いたいなぁ。。
2017.1.3-5
camera:EOS6D