アメリカで迎えた2020年の年明けについに買ってしまったLeicaのカメラ…
フィルムのM3とかM6に興味はあったけど、最終的に購入したのは一世代前のデジタルライカのM-P(typ240)でした。
なぜLeicaを購入したか
今思うと自分でもなぜLeicaを購入したか不思議だが、この時はLeicaを使ってみたくてしょうがなかった。もちろんすでに持っているX-Pro2、α7Ⅲの方が当たり前だけどAFは付いてるし連射は早くて便利には違いないのは分かっている。買う前から分かっていたけどこのカメラに一切便利さは無い。でもスナップにハマってからはLeicaで撮られた写真にあこがれがあったからこそ購入したんだと思う。
最後までM9-PとM-P(Typ240)で迷う
デジタルライカを買おうと思ってまずは現行のM10シリーズを見るけど金額的に100万オーバーはさすがに買う勇気は出ない。ただアメリカではM10が$6,000弱で売っているところもあったので日本に比べるとかなり安い印象(この時点で感覚が狂っている…)
あとライカと言えば赤バッチという人も多いと思うけど、個人的にはいかにも「ライカ使ってます!」的な目立つ赤バッチは好きでは無く、軍幹部に渋い刻印があるM-Pシリーズに的を絞っていた。(MシリーズよりM-Pシリーズの方が基本的に高い…)
最初狙っていたのは2世代前のM9-Pだった。
M8はAPS-Hという中途半端な画角だたけどM9からはフルサイズデジタルになった最初のライカ。でも珍しいKodak製のCCDセンサーを使っているものの、このセンサーは剥離という持病を持っているらしく、対策品に交換された物でないと20万の交換費用が掛かるという事が判明。。
背面液晶もカラーになった最初のガラケーぐらいの解像度しか無く、ピントが合ているかがギリギリ分かるぐらいらしい…
ただこのCCDセンサーで撮れる写真の色を絶賛している人も多いので背面液晶には目をつぶり、最初はM9-Pを探していた。
もちろん中古購入が前提だが、2019年末時点ではebayでは$2,500~4,000がセンサー交換品の相場でした。
このブログを見ているとM9-Pを使ってみたくなります。。
当初はM9-Pを狙う気満々だったのだけど、ふと一つ新しい世代のM,M-P(typ240)を見てみるとアメリカでは値段があまり変わらない事が判明(^^;
現行のM10シリーズから一つ古い世代であるM-P(Typ240)はCOMSセンサーとなり液晶の画質も実用レベルまで上がり、さらに動画まで撮れるLeicaでは珍しい全部入りのモデル。このカメラで動画は絶対に使わないけど、COMSセンサーのおかげでライブビューが使えるのはちょっと嬉しい。
画質も必要十分な2400万画素となり、ダイナミックレンジも上がっているらしいのである程度のレタッチにも耐えます。
まぁライカにあまり求められない性能ばかり向上していそうですが、、(^^;
このブログを読んでいたらM-Pも十分に魅力的なカメラに見えて来る…
結局はどっちでも面白そうという結論になり、いい出玉があった方を購入することにした。
2020年の年明けにタイミングよくebayに出ていたM-P(typ240)の方を落札してしまいました。。。(^^;
ドルだから感覚が麻痺してたけど、冷静に考えると今まで買ったカメラで一番高い買い物でした(^^;
M-P(Typ240)の外観
とりあえず手持ちのMマウントレンズのVoigtlanderのNokton 40mm f1.4 MC VMとCanon lens 50mm F1.8 L(ホントはLマウント)を取り付けてみた。
あとこっそり買っていたLeica Tele-Elmarit 90mm f2.8(thin)も取り付けてみた。
このレンズのレビューは今度ちゃんとしようと思います。
Leica M-P(typ240) + Nokton 40mm f1.4 MC VM
やはりライカを前提にしているレンズだけあって似合う…
ただファインダーに40mmの枠は無いので50mmが表示されて少し広めに写ることを予想して撮影しなくてはなりません。
Leica M-P(typ240) + Canon lens 50mm F1.8
続いて銀鏡体のCanon lens 50mm F1.8を装備。
最初は手持ちのAmazonで買ったよくわからんブランドのL/Mマウントアダプターを使っていたけど、6bitセンサーが完全に隠れないのでエラーが出てライブビューが使えないことがありました。
さすがにこのままでは怖いので高いけど高品質で6bitコードも隠れるRAYQUAL製の50mm/135mmのL/Mレンズアダプターを購入しました。
やっぱりだけどライカに関わる物って何かと金が掛かる物になるんだよね💦
Leica M-P(typ240) + Leica Tele-Elmarit 90mm f2.8(thin)
Summaron 35mm f3.5はメガネが無くて使えないので現在で唯一ライカカメラ+ライカレンズでまともに使える組み合わせ。
鏡体が長めの90mmだけどteleなので何とか許せるサイズ感になります。(フードを付けると…)
1st shot in Cincinnati
M-Pを購入してからは雪とか雨とかで天気が悪く、やっと午後だけ晴れた1/18に車で1時間のCincinnatiをブラついてみた。
初めてのレンジファインダーはマジで難しいよ…
Leica M-P(typ240) + Canon lens 50mm F1.8
Leica M-P(typ240) + Canon lens 50mm F1.8
Leica M-P(typ240) + Canon lens 50mm F1.8
Leica M-P(typ240) + Canon lens 50mm F1.8
Leica M-P(typ240) + Canon lens 50mm F1.8
Leica M-P(typ240) + Canon lens 50mm F1.8
Leica M-P(typ240) + Canon lens 50mm F1.8
Leica M-P(typ240) + Leica Tele-Elmarit 90mm f2.8(thin)
Leica M-P(typ240) + Leica Tele-Elmarit 90mm f2.8(thin)
Leica M-P(typ240) + Leica Tele-Elmarit 90mm f2.8(thin)
Leica M-P(typ240) + Leica Tele-Elmarit 90mm f2.8(thin)
Leica M-P(typ240) + Leica Tele-Elmarit 90mm f2.8(thin)
Leica M-P(typ240) + 7artisans 50mm F1.1
Leica M-P(typ240) + 7artisans 50mm F1.1
Leica M-P(typ240) + 7artisans 50mm F1.1
Leica M-P(typ240) + Nokton 40mm f1.4 MC VM
Leica M-P(typ240) + Nokton 40mm f1.4 MC VM
Leica M-P(typ240) + Nokton 40mm f1.4 MC VM
晴れ間を狙ったのですが、結果的にはほぼ曇りだったよ…
Leica M-Pを使用してみて
初めてライカを使ってみて正直写真が下手になったと感じた。
というか前から上手いわけでは無い事は分かっていたいたけど、下手さが露呈する気がする。。
今まではファインダーで視界に入ってくるレンズの画角ありきで構図を決めていたが、レンジファインダーだとレンズの画角以上が視野に入ってくるところを枠で切り取る感覚になる。しかもパラドックスで撮れる写真は枠からズレるから構図という概念が良く分からなくなる。しかも構図がきっちりしていなくてもたまにいい写真と思えるものが撮れる時もある。
あとは慣れるしか無いんだけどマニュアルのピント合わせに時間が掛かる。。
一つのレンズを使い込んで「撮ろう」と思ってカメラに手を掛けた時に大体の被写体距離にピントリングを回しておくように出来れば人物のスナップも出来るようになるんだと思うけど慣れるのには時間が掛かるなぁ。
やっぱりライカのカメラと言う物は今まで使ってきた日本製のカメラとは違う感性を持った物だと実感しました。
コロナのおかげであまり外出が出来ないから中々写真が撮れないけど、気長にこのカメラと付き合っていこうと思います。
※5/31 写真のGoogleフォトのリンク切れを修正しました。