かなり遅いけど明けましておめでとうございます。
今回はまた機材を購入したので記事にします。
昨年はデジタル一眼はFUJIFILM統一しようと思い、昨年の夏にEOS6Dを売却してX-T2を購入してダブルフラッグシップ体制にしました。スナップと旅行はX-Pro2、登山はX-T2と使い分けて満足のいく品揃えになりました。
今でもしばらくこの組み合わせでやっていこうと思いましたが、今年の春から生活環境が変わる予定になったのでカメラの新しい遊びを増やしたくてフルサイズのα7Ⅲを購入しました。生活環境が変わる話は、また今度ネタにしたいと思います。
- α7Ⅲを選んだワケ
- 同時購入したレンズ:Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA (SEL55F18Z)
- オールドレンズ用の装備:TEACART LM-EA7とマウントアダプター
- LM-EA7の使用感
α7Ⅲを選んだワケ
去年の夏までEOS6Dでフルサイズを使っていましたが、その時の印象はデカく重いけどLレンズと組み合わせた写真は写りが良くて道具としては満足でした。ただ重いということは持ち歩くのが億劫になりスナップを始めたいと思っていた当時の目的から外れていたと思います。(レンズは主に型落ちのEF24-70mm F2.8L USMを使っていましたがかなり重いレンズでした💦)
なので登山時の軽量化を含めてミラーレスでAPS-CのFUJIFILMに乗り換えました。
FUJIFILMにしてからはミラーレスとなったこともあり、EOSの時から集め始めたオールドレンズがLeica Mマウント含めて使える様になりました。
過去記事にも書きましたが、Mマウント系のレンズはそもそもが小さいのでX-Pro2に似合うのでNOKTON classic 40mm F1.4を買って楽しんでます。
画角は60mmと小さくなりますが、オールドレンズの味は健在で楽しいレンズなんですけど、やっぱり画角を目一杯使えるフルサイズを試したい気持ちはずっとあったんですよね(^^;
最近はα7Ⅱがかなり安くなっているのはチェックしていて、もう少しお金を出せばα7RⅡも視野に入りそうな価格まで下がっていたので冬のボーナス前に本気で比較をしました。
名称 | α7 II | α7R II | α7Ⅲ |
発売日 | 2014年12月5日 | 2015年8月7日 | 2018年3月23日 |
撮像素子 | 35mmフルサイズ | 35mmフルサイズ | 35mmフルサイズ |
(35.6×23.8mm) | (35.9×24.0mm) | (35.6×23.8mm) | |
“Exmor”CMOSセンサー | “ExmorR”CMOSセンサー | “ExmorR”CMOSセンサー | |
使用レンズ | Eマウントレンズ | ||
画素数 | 約2430万画素 | 4240万画素 | 約2420万画素 |
ISO感度 | ISO100-25600 | ISO100-51200 | |
ISO感度(拡張時) | ISO50-25600 | ISO50-102400 | ISO50-204800 |
連射速度 | 5コマ/秒 | 10コマ/秒 | |
モニター | 7.5cm(3.0型) | ||
1,228,800ドット | 921,600 ドット | ||
測距点数 | 117点(位相差検出方式) | 399点(位相差検出方式) | 693点(位相差検出方式) |
25点(コントラスト検出方式) | 25点(コントラスト検出方式) | 452点(コントラスト検出方式) | |
サイレント撮影 | × | ○ | |
非圧縮RAW | 〇 | ||
手ブレ補正 | 5軸 4.5段分 | 5軸 5段分 | |
動画 | 1920×1080(フルHD) 60p | 3840×2160(4K) 30p | |
1920×1080(フルHD) 60p | |||
動画(120fps) | × | 1280×720(フルHD)120p | 1920×1080(フルHD)120p |
タッチパネル | × | ○ | |
ネットワーク | Wi-Fi、NFC | ||
GPS | × | ||
メディアスロット | メモリースティック | ||
SD/HC/XC UHS-I対応 | SD/HC/XC UHS-Ⅱ対応(デュアル) | ||
サイズ | 126.9×95.7×59.7mm | 126.9×95.7×60.3mm | 126.9×95.6×62.7mm |
重量 | 556g (本体のみ) | 582g (本体のみ) | 565g (本体のみ) |
599g (総重量) | 625g (総重量) | 650g (総重量) | |
バッテリー | NP-FW50 | NP-FZ100 | |
撮影枚数 | ファインダー:約270枚 | ファインダー:約290枚 | ファインダー:約610枚 |
液晶モニター:約350枚 | 液晶モニター:約340枚 | 液晶モニター:約710枚 | |
動画撮影可能時間 | ファインダー:約60分 | ファインダー:約50分 | ファインダー:約200分、 |
液晶モニター:約65分 | 液晶モニター:約55分 | 液晶モニター:約210分 | |
USB | マイクロUSB | マイクロUSB/USB Type-C |
一応比較表を作りましたが、価格帯が近いα7RⅡとα7Ⅲとかなり安くなっているα7Ⅱの3つで迷っていました。結局は高画素は魅力的でしたがバッテリーの持ちが悪いα7RⅡではなく、ベーシックモデルで新モデルでバッテリーが新しくなったα7Ⅲにしました。
その他もタッチパネル対応やデュアルスロットなどの装備も充実しています。
趣味で撮っているだけなのでデュアルスロットはどっちでも良かったけど、バッテリーの持ちが悪いのは嫌だと思ってました(^^;
あと連射とAFポイント数が比較にならないぐらい進化していたのもポイントでした。
やっぱり最新モデルはスゴイなぁ…
ちなみに購入価格はマップカメラの美品中古で19k円弱でした。α7RⅡが16k円ぐらいだったので少し割高ですね。。
同時購入したレンズ:Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA (SEL55F18Z)
さすがにいきなりEマウントでレンズを沢山買えないのでレンズは一本に絞る事にしました。キットレンズは使わなくなる事が目に見えていたので単焦点で評判が良い標準画角のSonnar T* FE 55mm F1.8 ZAを選びました。
このレンズを選ぶにあたり下記の記事のレビューを参考にして購入を決めました。
作例はもう少し撮りためたら記事にしようと思いますが、絶妙な55mmという画角とシャープな写りで前評判通り面白いレンズです。
FEマウントはフルサイズミラーレス用としては一番最初に登場したのでSONY以外からも魅力的なレンズが沢山出ているので楽しそうな反面お金が追い付きません💦
一応購入初日に撮った新宿と代官山のスナップを数枚…
オールドレンズ用の装備:TEACART LM-EA7とマウントアダプター
今回α7Ⅲを買った最大の理由がこのLM-EA7の存在です。ミラーレスカメラではオールドレンズを使える様に各社からマントアダプターが発売されているけど、TEACART のLA-EA7だけはAFが使えるLaica Mマウント用のマウントアダプターなんですよね!
しかもフランジバックが短いLica Mマウントなので、さらにマウントアダプターを重ねて他のマウントのレンズも使用可能です!
ただし、マウントアダプターを重ねて使用するとなるとLM-EA7のモーター部に干渉する組み合わせもあるそうで、正規取扱店の焦点工房にはセット販売の組み合わせが公表されています。とりあえず下記の組み合わせであれば使用出来るみたいです。
TEACART EA-7+KIPON M42-M(M42レンズ用)
TEACART EA-7+KIPON MD-M(ミノルタMD/MCレンズ用)
TEACART EA-7+KIPON C/Y-M(コンタックスレンズ用)
TEACART EA-7+KIPON OM-M(オリンパスOMレンズ用)
TEACART EA-7+KIPON P/K-M(ペンタックスKマウントレンズ用)
TEACART EA-7+KIPON ALPA-M(アルパレンズ用)
TEACART EA-7+KIPON CRX-M(コンタレックスレンズ用)
TEACART EA-7+KIPON EXA-M(エキザクタレンズ用))
TEACART EA-7+KIPON L/R-M(ライカRレンズ用)
TEACART EA-7+KIPON NIK-M(ニコンFマウントレンズ用)
TEACART EA-7+K&F Concept KF-LM-2890(ライカLレンズ 28/90mm)
TEACART EA-7+K&F Concept KF-LM-5075(ライカLレンズ 50/75mm)
TEACART EA-7+K&F Concept KF-LM-35135(ライカLレンズ 35/135mm)
TEACART EA-7+K&F Concept KF-NFM(ニコンFマウントレンズ用)
TEACART EA-7+K&F Concept KF-LRM(ライカRレンズ用)
ほとんどがKIPONの組み合わせで干渉はしないそうですが、マウントアダプターの値段が少々お高い…(^^;
基本的に安くて普通に使えるK&Fを使用してるので、他にLM-EA7に干渉しない安めのマウントアダプターを探してみました。
ライカMマウント
このマウントは説明するまでもなくLM-EA7そのままで装備できます。
見た目も長くならずスタイリッシュな外観です。
α7Ⅲ+LM-EA7+NOKTON classic 40mm F1.4
ライカLマウント
本家ライカMマウントでもアダプターが売ってるぐらいなので、当然L➔Mアダプターを使えば装備することができます。このアダプターは色んなメーカーから発売しているけど、精度の差だけで大抵の物が使用出来るはずです。
α7Ⅲ+LM-EA7+Canon 50mm F1.8 L
M42マウント
ここからが厄介なマウント達になります。
M42➔ライカMはK&F製が安いけどこのマウントアダプターを使用すると、LM‐EA7のモーター部に干渉して装備が出来ないそうです。干渉部を削って使用している人もいるみたいですが、かなりの量を削らないといけないらしく大変みたいです。
怠け者な自分はKIPON以外のマウントアダプターが使えないか探した結果、AmazonでHaogeというメーカーの物が使えそうだというレビューを見て購入してみました。レビュー通りLM-EA7に干渉しないで取り付けが出来たので満足のいくお買い物となりました。
精度の問題か取り付けが少し硬く感じますが、まぁ問題ないレベルでしょう。
α7Ⅲ+LM-EA7+HELIOS-44M M42 2/58
Y/Cマウント
このマウントもM42同様でモーター部が干渉しそうなマウントなので、同じくHaoge製の物を購入しました。使い勝手と印象はM42と同様で普通に使えます。
α7Ⅲ+LM-EA7+CONTAX Planar 50mm/f1.7 MM
OMマウント
OLYMPUSのOMマウントはLM-EA7で使用している人があまりいないみたいで、マウントアダプターのレビューがほとんどありませんでした。先の2つと違い、Haoge製の物が販売されていなかったのでどうしようかと考えていたところ、AmazonでK&F製でも取り付けが出来そうな形状をしている事に気づきイチかバチかで購入してみました。
届いたものを取り付けたところ、ギリギリ干渉しないで組み付いたので賭けに勝ったみたいです(笑)
α7Ⅲ+LM-EA7+ZUIKO AUTO-S 50mm F1.4
LM-EA7の使用感
オールドレンズをAF使用できるという画期的なアイテムを使用してみた感想ですが、「思ったよりは使える」という印象です。もちろんSONY純正のレンズにはAFスピードは及ばないし、ピント設定は中央付近でないと合わなかったりするけど有るのと無いのでは全然違います。(ピントは横1/3範囲内であれば合う感じです)
それと近接距離もレンズ側でマクロ側に調整すれば短くなるのでヘリコイドアダプターも同時に買ったと思えばお得ですかね?
今回このカメラとマウントアダプターを買った最大の理由は手持ちのオールドレンズを堪能することが目的なので、のんびりと試していきたいと思います。
ただFEマウントのレンズにはホントに魅力的なラインナップが揃ってるんだよなぁ…(´・ω`・)